中1理科|力のつり合いを実験で理解!ばねばかりを使った授業実践

理科 物理 授業記録

💡この記事のPOINT

・ばねばかり2つを使った「力のつり合い」の実験方法がわかる

・厚紙が静止するときの“力の3条件”を生徒にどう理解させるかがわかる

・力のつり合いを、矢印で表現させる方法がわかる

目次

本時の学習の流れ|力のつり合い実験

「力」の学習では、力のつり合いを実験で実感させることが重要です。
本時の学習では、厚紙とばねばかりを用いて、力がつりあっているときの3つの条件(大きさ・向き・一直線)を確かめる授業を紹介します。

めあて|力がつり合うときの条件を見つけよう

準備|厚紙(四角いカード状)、四隅に開けた穴(4箇所)、紐(4本)、ばねばかり(2本)

厚紙の2箇所にばねばかりを取り付け、生徒が左右から引っぱることで、
厚紙が静止する条件を自分たちで探る活動にしました。

活動内容時間
導入1.本時の学習について知る5分
展開2.厚紙が止まった瞬間を観察する
3.結果から考察する(力がつり合う3条件)
4.力を矢印で表す
15分
10分
15分
まとめ5.まとめ 本時の学習を振り返る5分

1.本時の学習について知る

本時の学習では、力のつり合いについて調べる時間であることを押さえる

2.厚紙が止まった瞬間を観察する

生徒に次の指示を出して活動開始します。

1.2本のばねばかりを厚紙に取り付ける

2.お互いに引っぱり合う

3.厚紙が「ピタッ」と止まった瞬間を観察

4.そのときの
  ・2本のばねばかりの数値
  ・引っぱる向き
  ・紐の傾き(一直線か?)

を記録する

厚紙が動いている間は、力がつり合っていないということになります。

静止した瞬間こそが、力の条件を観察するポイントです。

3.結果から考察する(力がつり合う3条件)

生徒が記録したデータを元に、班で話し合います。

多くの班で、次の3点に気づきます。

① 大きさが等しい
 ばねばかりの数値がほぼ同じになる

② 向きが反対
 互いに引き合うように、180°反対方向

③ 同一直線上
 2本の力が一直線上に並ぶときに静止する

この話し合いをもとに、力のつり合いの3条件を整理します。

【指導上の留意点】

次の点をポイントとして押さえる

実験結果より、1つの物体に2つの力がはたらいていて、その2力がつり合うときの条件は、

①2つの力は、大きさが等しい

②2つの力は、向きが反対である

③2つの力は、一直線上にある

4.力を矢印で表す

つり合う2つの力を矢印で表すとどうなるかを、図を用いて確認します。

ポイントは、

  • 作用点を意識する
  • 大きさを矢印の長さで表す
  • 向きを正確に描く
  • 2つの力を一直線上に描く

実験 → 記録 → 条件の発見 → 矢印表記
という流れがつながり、生徒の理解が非常に深まった時間になりました。

5.まとめ 本時の学習を振り返る

本時の学習のポイントは

・シンプルながら気づきの多い活動

・「なぜ静止するのか?」を自分で説明できる生徒が増える

体験を通して“力は見えないけど確かに存在する”と実感させる授業になりました。

評価基準

1.自然現象への関心・意欲・態度

 B 力のつり合いについて意欲的に学習に取り組むことができる

2.科学的な思考

 B 力のつり合いの条件を見つけることができる

3.実験・観察の技能・表現

 A 力のつり合いについて、自分の言葉で説明をすることができる

4.自然現象への知識理解

授業プリント例

教師用・生徒用

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