中1理科|ICTで動物カードを作成して分類を学ぶ授業

理科 生物

💡この記事のPOINT

・タブレットを活用した動物カード作成の進め方と、調べ学習をスムーズに行うための指導ポイントがわかる

・生徒同士がカードを共有し、交流を通して動物の特徴を比較する学習のねらいがわかる

・「共通性」の視点をもとに、動物を分類表へまとめる活動の流れと指導のコツがわかる

目次

本時の学習の流れ|動物の分類

本時の学習では、タブレットなどのICTを活用し、動物の特徴や生活の様子についてまとめた動物カードを作成していく。調べ学習後は、動物カードを共有する時間を設定し、交流したのちに全体で動物の分類について表にまとめる。意欲をもって動物について調べ、「共通性」という視点を持って分類ができるようになる力を育みます。
調べ学習と共有に1時間、全体共有とまとめに1時間計2時間の学習内容とします。

めあて|いろいろな種類の動物たちについて調べ、動物カードを作成しよう

準備|教科書、筆記用具、学習プリント、タブレットなどのICT機器、プロジェクター 

1時間目活動内容時間
導入1.本時の学習について知る5分
展開2.動物の特徴や生活の様子についてまとめた動物カードを作成する
3.動物カードを共有する
30分
10分
まとめ4.本時の学習を振り返る5分

めあて|「共通性」を見つけ、調べた動物を分類できるようになろう

準備|教科書、筆記用具、学習プリント、タブレットなどのICT機器、プロジェクター

2時間目活動内容時間
導入1.本時の学習について知る5分
展開2.動物カードを全体で共有する
3.動物の分類についてまとめる
20分
20分
まとめ4.本時の学習を振り返る5分

▼1時間目

1.本時の学習について知る

  ・動物の分類について学習する時間であることを押さえる

2.動物の特徴や生活の様子についてまとめた動物カードを作成する

  動物カードについては、デジタルでも紙でもどちらでも良いが、
 共有のしやすさではデジタルに軍配が上がる。

FigJam や ベネッセのミライシード がオススメ

  

3.動物カードを共有する

  調べたことを動物カードにまとめたら、個人やグループで共有する

  新たな発見や視点を見いだせる

【指導上の留意点】

・調べ学習をする上で、調べる「」を用意しておくと助かる生徒がいる。

教師が例として作成した動物カードをはじめに提示しておいたり、穴埋め形式のカードにして おくと〇

・調べる上で「共通性」を着目することを押さえておく 

4.本時の学習を振り返る

  ・全体で押さえるポイントを共有し、学習プリントにまとめさせる

  ・互いにプリントを見せあう時間をとってもよい

▼2時間目

1.本時の学習について知る

  ・動物の分類についてまとめる時間であることを押さえる

2.動物カードを全体で共有する

 紙のカードを使用した場合は、机の上にカードのみを置き、生徒が移動して共有すると〇

(時間設定や手を触れないなどのルールを設定する場合もある)

 FigJam や ベネッセのミライシード を使用した場合は、生徒が自由にデータを見て共有したり、プロジェクターに教師が移して共有すると〇
 調べた本人に補足説明をさせても良い。

  

3.動物の分類についてまとめる

  調べ学習を通して気づいたことを自分の言葉でまとめる

4.本時の学習を振り返る

  ・全体で押さえるポイントを共有し、学習プリントにまとめさせる

  ・互いにプリントを見せあう時間をとってもよい

評価基準

1.自然現象への関心・意欲・態度

2.科学的な思考

 A 自分の考えを論理的にまとめることができる
 B 調べたことをまとめることができる

3.実験・観察の技能・表現

4.自然現象への知識理解

授業プリント例

生徒用

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この記事を書いた人

中学校理科教員|Science Note運営者
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