中1理科|NHK for school「探求のとびら」で学ぶ動物の分類と見方・考え方の授業

理科 生物

💡この記事のPOINT

・NHK for school「探求のとびら」を活用し、比較から“違和感”を見つける探求的な学習の流れがわかる

・動物を分類する際の視点(共通点・相違点)と、生徒が理解しやすい指導のコツがわかる

・「探求のかぎ」を使い、チーターの展示例から“違いを見抜く力”を育てる授業展開がわかる

目次

本時の学習の流れ|動物の分類と見方・考え方

本時の学習では、NHK for school の「探求のとびら」を活用し、「理科の見方・考え方」について学習する。比較することで生まれる違和感から探求すべき不思議を見つけ、それをもとに動物を分類していきます。また、「探求のかぎ」チーターの展示の仕方から違いを見抜く力を育みます。

・いろいろな種類の動物たちをさまざまな視点で分類していく
・分類の仕方や基準を比べることで不思議を見出そうとする

めあて|動物の分類と見方・考え方について知ろう

準備教科書、筆記用具、学習プリント、NHK for school

活動内容時間
導入1.本時の学習について知る5分
展開2.動物のなかまをどのような基準で分類しているか思考する

3.チーターの展示の仕方から違いを見抜く

4.「理科の見方・考え方」について学習する
 
40分
まとめ5.本時の学習を振り返る5分
野生のチーター

1.本時の学習について知る

  ・動物の分類について学習する時間であることを押さえる

2.動物のなかまをどのような基準で分類しているか思考する

  NHK for school 「ACTIVE10 分類」(00:00~04:22)を視聴する

  それぞれの分類が提示されたときに一時停止し、生徒に考えさせ時間を取るとよい〇

 ・飼育員:えさの種類で分類
 ・研究員:進化の軌跡で分類
 ・ペットショップの店員:届け出の有無 

3.チーターの展示の仕方から違いを見抜く

  NHK for school 「ACTIVE10 分類」(04:23~06:50)を視聴する

・同じ動物を分類しても、基準によってさまざまな分け方があることに気づく。
・動物園の展示の違いを手がかりに、分類の基準の決め手となるものを考察する。

  生徒の考察の時間を確保するために、適宜動画を一時停止するとよい〇

 ・特徴の違いを見てもらうために:ネコ科で分類
 ・自然の姿を見てもらうために:生息地域で分類

4.「理科の見方・考え方」について学習する

  NHK for school 「ACTIVE10 分類」(06:51~)を視聴する

身のまわりのモノを例に「共通性」について考える

・お弁当箱の例(1段、2段)
・踏切、工事現場、ハチ(黄色と黒の縞々)
・寿司ネタの分類 

【指導上の留意点】

複数の分類の比較から不思議を見つけ、分類の背景にある決まりについて考察させる。

今後の学習において「共通性」を押さえておくことには十分な意義があると考える。

5.本時の学習を振り返る

  ・全体で押さえるポイントを共有し、学習プリントにまとめさせる

  ・互いにプリントを見せあう時間をとってもよい

評価基準

1.自然現象への関心・意欲・態度

2.科学的な思考

 A 自分の考えを論理的にまとめることができる
 B 調べたことをまとめることができる

3.実験・観察の技能・表現

4.自然現象への知識理解

授業プリント例

生徒用

教師用

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この記事を書いた人

中学校理科教員|Science Note運営者
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