中3理科|体細胞分裂を完全に理解する授業|成長点・分裂期の図で基礎を定着

理科 生物 授業記録

💡この記事のPOINT

・体細胞分裂の流れ(間期・分裂期)と、成長点・根冠の基本用語が理解できる

・分裂期の図を使った問題演習で、生徒がつまずきやすい部分を解消できる

・授業で使える説明例・プリント案をそのまま活用できる

目次

学習の流れ|体細胞分裂について学習する

本時の学習では、タマネギの根を例に、体細胞分裂のしくみと分裂が行われる部分(成長点)について理解します。図を使った問題練習も取り入れ、入試でも頻出の分野をしっかり固めます。

めあて|体細胞分裂について理解しよう

準備|教科書、筆記用具、プリント、映像・写真資料

活動内容時間
導入1.本時の学習について知る5分
展開2.体細胞分裂とは何か理解する
3.どこで分裂しているかを理解する― 成長点と根冠
4.体細胞分裂の流れ(間期 → 分裂期)を理解する
5.分裂期の練習問題を解く
10分
10分
10分
10分
まとめ6.まとめ 本時の学習を振り返る5分

1.本時の学習について知る

本時の学習では、体細胞分裂について学ぶことを押さえる

2.体細胞分裂とは何か?

体細胞分裂とは、からだをつくる細胞が増えるときに行われる分裂のことです。
ポイントは次の2点。

元の細胞と同じ遺伝情報をもつ細胞が2つできる
成長・修復のために必要なしくみ

成長に伴って細胞数が増えるのは、この体細胞分裂によるものです。

3.どこで分裂しているかを理解する― 成長点と根冠

タマネギの根の先端には、細胞分裂が盛んに行われる部分があります。

● 成長点(せいちょうてん)

  • 細胞分裂が活発に行われている部分
  • 根の先端近くにある

● 根冠(こんかん)

  • 根のいちばん先についている部分
  • 土の中を進むとき、根を守るクッションの役割

図を見せながら説明すると、生徒の理解が一気に進みます。

タマネギの根の細胞 例

4.体細胞分裂の流れ(間期 → 分裂期)

体細胞分裂は大きく2つの段階に分けられます。

◎ 間期

  • 普段の細胞の姿
  • 栄養を取り込み、分裂の準備をしている
  • 染色体は細く長い糸のような状態で見えにくい

◎ 分裂期

  • 染色体が太く短くなり、はっきり見える
  • 前期 → 中期 → 後期 → 終期 の順に変化する
分裂期イメージ図

5.分裂期の練習問題

生徒が最もつまずきやすいのが「どの図が何期か」を判断する問題です。
授業では次のポイントを意識して練習します。

  • 染色体が太く短くなり、核膜がなくなる → 前期
  • 染色体が細胞のまん中に並ぶ → 中期
  • 染色体が両極へ引っ張られる → 後期
  • 細胞が2つに分かれはじめ、核がはっきりしてくる → 終期

簡単なプリント問題を入れると、生徒の定着が早くなります。

授業の最後に、短い確認テストを行って締めます。

〈授業で使える小テスト 例〉

Q1.体細胞分裂が盛んに行われる部分を何という?

Q2.根の先端を守る組織を何という?

Q3.染色体が細胞の中央に並ぶのは何期?

Q4.染色体が両極に分かれるのは何期?

6.まとめ 本時の学習を振り返る

体細胞分裂は、成長や生物の基本的なしくみの理解に直結する重要単元です


タマネギの根を例にした授業展開は視覚的にも理解しやすく、中3生徒にとって最も効果的なアプローチになります。問題演習と小テストも組み合わせながら、確実に理解を固めていきましょう。

評価基準

1.自然現象への関心・意欲・態度

 B 体細胞分裂について意欲的に学ぶことができる

2.科学的な思考

 A 分裂期の違いについて自分の言葉で考察することができる

3.実験・観察の技能・表現

4.自然現象への知識理解

 A 体細胞分裂の分裂期の違いについて理解することができる

授業プリント例

教師用・生徒用

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