💡この記事のPOINT
・風化・侵食・運搬・堆積の流れを、授業で使える具体例とともに理解できる
・堆積物の粒の大きさ分類(泥・砂・れき)と、代表的な地形(V字谷・扇状地・三角州)のつながりがわかる
・堆積岩6種類の特徴と、授業で説明しやすいポイントが整理される
本時の学習の流れ|風化・侵食・堆積、地形の変化を理解する
中1地学の最初のつまずきポイントは、風化 → 侵食 → 運搬 → 堆積 の流れが曖昧になりがちな点です。
本時の学習では、まず「岩石がどのように形を変えていくか」をストーリーとして伝えると理解がスムーズになります。
めあて|風化・侵食・堆積について理解しよう
準備|堆積岩標本、映像・写真資料、筆記用具
| 活動内容 | 時間 | |
| 導入 | 1.本時の学習について知る | 5分 |
| 展開 | 2.風化・侵食・運搬・堆積のつながりをおさえる 3.粒の大きさの分類(泥・砂・れき) 4.代表的な地形のつながりを理解する 5.堆積岩6種類の特徴をまとめる | 10分 10分 10分 10分 |
| まとめ | 6.まとめ 本時の学習を振り返る | 5分 |

1.本時の学習について知る
本時の学習では、風化・侵食・堆積・地形について学ぶことを押さえる
2.風化・侵食・運搬・堆積のつながりをおさえる
中1地学の最初のつまずきポイントは、風化 → 侵食 → 運搬 → 堆積 の流れが曖昧になりがちな点です。
授業では、まず「岩石がどのように形を変えていくか」をストーリーとして伝えると理解がスムーズになります。
風化:岩石が砕かれて小さくなる
侵食:川の流れなどで削り取られる
運搬:削られた物質が運ばれる
堆積:流れが弱くなったところに積もる
黒板では、川の上流から下流に向かう流れを1つの線で書き、その上に上の4語を順にのせるだけでも効果的です。

3.粒の大きさの分類(泥・砂・れき)
堆積物は粒の大きさで分類されます。
泥(どろ):粒がとても細かい
砂:指で触って粒を感じる程度
れき:小石・じゃりのように明確に大きな粒
川の上流は流れが速いため、れき → 砂 → 泥 の順で下流に積もりやすくなります。
授業では、実物の砂やじゃり、泥の写真を見比べさせたり、身近な河原の粒の違いを思い出させると効果的です。

4.代表的な地形のつながりを理解する
粒の大きさをおさえた後は、その粒がどこに積もって、どのような地形ができるかを学びます。
● V字谷(上流)
- 流れが速い
- 侵食が強く、川底が深く削られる
- 谷がV字状になる
● 扇状地(中流〜下流の出口)
- 山地から平野へ流れ出る場所
- 流れが急に弱くなる
- 大きめの粒(れき、砂)が堆積し、扇形の地形ができる
● 三角州(河口付近)
- 海や湖に流れ込む場所
- 流れがさらに弱くなり、細かい泥が積もりやすい
- 川が枝分かれして広がり、三角の形ができる



5.堆積岩6種類の特徴をまとめる
最後に、堆積したものが固まってできる堆積岩について学びます。
中1で扱う主な6種類は以下の通りです。
れき岩:れきが固まったもの
砂岩:砂が固まったもの
泥岩:泥が固まったもの
チャート:生物の殻(放散虫など)が積もったもの。硬い
石灰岩:サンゴなどの生物の骨格が積もったもの。うすい塩酸で泡を出す
凝灰岩:火山灰が固まったもの

6.まとめ 本時の学習を振り返る
本時の学習のポイントは、
・地形の変化は「風化→侵食→運搬→堆積」の流れで整理
・粒の大きさと堆積場所をつなげると、V字谷・扇状地・三角州が理解しやすくなる
・堆積岩6種類は「何が積もったか」で覚えると混乱しない
この記事が授業準備や板書づくりの参考になれば幸いです。
評価基準
1.自然現象への関心・意欲・態度
B 風化・侵食・堆積ついて意欲的に学ぶことができる
B 堆積岩について意欲的に学ぶことができる
2.科学的な思考
3.実験・観察の技能・表現
A 風化・侵食・堆積の違いについて説明することができる
A 堆積岩の違いについて説明することができる
4.自然現象への知識理解
A 風化・侵食・堆積について理解することができる
A 堆積岩の種類について理解することができる
授業プリント例
教師用・生徒用






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