中1理科|褶曲・断層の基本と柱状図の読み取りを学ぶ授業

理科 地学 授業記録

💡この記事のPOINT

・褶曲(しゅうきょく)・断層の基本と、授業で押さえるべき要点がわかる

・つまずきやすい「柱状図」の読み方を、図解を意識した説明で理解できる

・練習問題の扱い方や小テストでの確認ポイントまで把握できる

目次

学習の流れ|褶曲・断層の基本と柱状図

本時の学習では、褶曲・断層の基本と柱状図の読み取りを丁寧に学びます。
柱状図に入る前に、地層がどのように変形するのかを簡潔に確認します。
最初にここを押さえておくことで、後の柱状図の理解がスムーズになります。

めあて|褶曲・断層の基本と柱状図について理解しよう

準備|映像・写真資料、筆記用具

活動内容時間
導入1.本時の学習について知る5分
展開2.褶曲・断層の基礎をしっかり押さえる
3.柱状図は“縦の地層の積み重なり”を見る図であることを理解する
4.柱状図の問題演習で理解を深める
5.最後に確認小テストで定着
10分
10分
10分
10分
まとめ6.まとめ 本時の学習を振り返る5分

1.本時の学習について知る

本時の学習では、褶曲や断層、柱状図の読み取りについて学ぶことを押さえる

2.褶曲・断層の基礎をまずしっかり押さえる

柱状図に入る前に、地層がどのように変形するのかを簡潔に確認します。
最初にここを押さえておくことで、後の柱状図の理解が圧倒的にスムーズになります。


● 褶曲(しゅうきょく)

地層が押され、波のように曲がる変形

  • 上に盛り上がった部分:向斜・背斜
  • 地層が「もともと水平だった」ことを繰り返し強調すると理解しやすいです。

● 断層(だんそう)

地層が力を受け、ずれてしまう現象

  • 正断層(上盤が下がる)
  • 逆断層(上盤が上がる)

この2種類を板書でシンプルに描くと、生徒が直後の柱状図に入りやすくなります。

3.柱状図は“縦の地層の積み重なり”を見る図であることを理解する

柱状図は中学1年生が最もつまずきやすいポイントです。
理由は、「横から見た地層」と「柱状図=真上から見た地層の積み重ね」を区別できていないからです。

授業では、次の順番で説明すると理解が深まります。


● ① 地層は上から順に新しく積もる

柱状図の基本は“上ほど新しい地層”。
黒板に縦長の長方形を描き、3層ほど色を変えて積むだけで効果的。


● ② 地層の種類を「縦の帯」で表す

「砂岩」「泥岩」などを横向きの模様ではなく、縦の帯(柱)で表現していることを示します。


● ③ 堆積環境によって地層が変わる

上流・中流・下流などを簡単に示し、
「粒の違い → 地層の違い → 柱状図の違い」
という流れがあることをつなげて説明。


● ④ 褶曲や断層があると地表に見える地層が複雑になる

ここで最初の褶曲・断層と話がつながります。

「地表に見えている地層は“たまたま”見えている部分」
「しかし柱状図は“本来の積み重なり”」
この2つを区別できれば、ほとんどの生徒がスムーズに理解できます。

4.柱状図の問題演習で理解を深める

授業後半では、柱状図を読み取り、地層の順番・種類・環境を考える問題に取り組みます。

演習で押さえるポイント

・一番下の地層=一番古い
・模様(砂岩・泥岩・れき岩など)を正しく読む
・地層の厚さ=堆積の量
・断層がある場合は「どちらがどれだけずれたか」を判断する

1問ごとに「どこで間違いやすいか」を示すだけで、理解度が上がります。

5.最後に確認小テストで定着

確認のために小テストを入れて、

  • 地層の順番
  • 地層の種類
  • 断層のずれ方
  • 柱状図の基本的な読み方

を確認すると、習熟度がはっきりわかります。

確認小テストの例はこちら


6.まとめ 本時の学習を振り返る

本時の学習のポイントは

1.褶曲・断層の基礎をまずしっかり押さえる
  ①褶曲(地層が押され、波のように曲がる変形
  ②正断層上盤が下がる
  ③逆断層上盤が上がる

2.柱状図は“縦の地層の積み重なり”を見る図であることを押さえる
  ① 地層は上から順に新しく積もる
  ② 地層の種類を「縦の帯」で表す
  ③ 堆積環境によって地層が変わる
  ④ 褶曲や断層があると地表に見える地層が複雑になる

この記事が授業準備や板書づくりの参考になれば幸いです。

評価基準

1.自然現象への関心・意欲・態度

 B 褶曲・断層ついて意欲的に学ぶことができる
 B 柱状図について意欲的に学ぶことができる

2.科学的な思考

 A 柱状図を正しく読み取ることができる

3.実験・観察の技能・表現

4.自然現象への知識理解

 A 褶曲・断層について理解することができる
 A 柱状図について理解することができる

授業プリント例

教師用・生徒用

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