中1理科|示相化石・示準化石をわかりやすく整理し、化石標本観察で理解を深める授業

理科 地学 授業記録

💡この記事のPOINT

・示相化石・示準化石の違いと、授業で押さえるべきポイントが明確にわかる

・化石の代表例を一覧で整理する方法がわかる

・化石標本の観察・スケッチ活動の進め方がつかめる

目次

学習の流れ|示相化石と示準化石について学ぶ

本時の学習では、示相化石・示準化石の違いを学び、化石の代表例を一覧で整理します。化石標本の観察・スケッチ活動を入れることで、生徒の理解を深めることができます。

めあて|化石について調べよう

準備|化石標本、ルーペ、双眼実体顕微鏡、筆記用具

活動内容時間
導入1.本時の学習について知る5分
展開2.化石とは何かを簡潔に押さえる
3.示相化石と示準化石の違いを整理する
4.代表化石を表にまとめる
5.化石標本の観察・スケッチで理解を深める
5分
5分
15分
15分
まとめ6.まとめ 本時の学習を振り返る5分

1.本時の学習について知る

本時の学習では、化石について学ぶことを押さえる

2.化石とは何かを簡潔に押さえる

この授業ではまず、「化石とはどんなものか?」を短く確認します。

・生物の死がい・生活の跡が長い時間をかけて残ったもの
・地層とセットで考えることで、“昔の環境や年代を知る手がかり”になること

ここをはっきり押さえておくと、示相化石・示準化石の理解がスムーズになります。

3.示相化石と示準化石の違いを整理する

中学1年生が混同しやすい部分なので、
「何を示す化石なのか」
をはっきり言葉で区別して説明します。


● 示相化石(しそうかせき)

昔の環境を示す化石。

  • その生物が生きていた場所・環境が特徴的
  • 例:サンゴ(暖かく浅い海)、シジミ(淡水)、ブナ(冷涼で湿った環境)

授業では、絵や写真を使って「その生き物がどんな場所にすんでいたか」をイメージさせると効果的です。


● 示準化石(しじゅんかせき)

地層の年代を示す化石。

  • 広い範囲に分布
  • 生存した期間が短い
  • 例:三葉虫(古生代)、アンモナイト(中生代)、ナウマンゾウ(第四紀)

地層の高さが違っても、同じ化石が出る=ほぼ同じ時代を意味することを丁寧に説明します。

4.代表化石を表にまとめる

授業では次のような表を黒板に作り、
生徒に “当てはめていく” 形で整理させると理解が定着しやすくなります。

化石の種類何を示す?代表例
示相化石昔の環境サンゴ、シジミ、ブナ など
示準化石地層の年代三葉虫、アンモナイト、ナウマンゾウ など

必要に応じて、イラストや写真を使うと効果的です

5.化石標本の観察・スケッチで理解を深める

最後は、観察活動です。

観察のポイント:

・化石の形・模様・凹凸
・どんな生き物なのか想像する
・生息環境のヒントを読み取る
・スケッチは「見たまま」より「特徴を強調して描く」よう指導

スケッチを通して、
“化石から何が読み取れるのか” を自分で考える時間
を確保すると、知識が生きたものになります。

6.まとめ 本時の学習を振り返る

本時の学習のポイントは、

示相化石 → どんな環境?
示準化石 → いつの時代?

この2種類を区別できるようになると、地層の読み取りの基礎が完成します。

評価基準

1.自然現象への関心・意欲・態度

 B 化石ついて意欲的に学ぶことができる

2.科学的な思考

 A 示相化石と示準化石が示す環境や年代を考察することができる

3.実験・観察の技能・表現

 A 示相化石や示準化石の違いをスケッチにより表現できる
 B 示相化石や示準化石の特徴を自分の言葉で説明できる

4.自然現象への知識理解

授業プリント例

教師用・生徒用

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