💡この記事のPOINT
・教科書イラストを使って、力のはたらきを3分類する導入授業の流れがわかる
・「形を変える」「動きを変える」「支えたり持ち上げたりする」力の具体例を見つける指導方法がわかる
・個人活動→班共有→全体共有の流れで、生徒の思考を深める展開例がわかる
本時の学習の流れ|力のはたらきを3つに分類する
中1物理で学ぶ「力」は、日常生活のあらゆる場面に関わる重要単元です。
導入では、抽象的な“力”という概念をできるだけ 具体的な場面 と結びつけて理解させることがポイントです。
本時の学習では、教科書の見開きイラストを使って「力のはたらき」を3つに分類する導入授業の実践を紹介します。
めあて|力のはたらきを分類できるようになろう
準備|教科書、プリント、筆記用具
| 活動内容 | 時間 | |
| 導入 | 1.本時の学習について知る | 5分 |
| 展開 | 2.個人で「力がはたらいている場面」を見つけて分類する 3.4人班で共有し、考えを深める 4.全体共有で、3分類を確かな理解へ | 15分 15分 10分 |
| まとめ | 5.まとめ 本時の学習を振り返る | 5分 |

1.本時の学習について知る
本時では力のはたらきについて分類できるようになることを押さえる
まず「力がはたらくとどうなるか」を3つに分類して提示します。
1.力がはたらき、物体の形が変わる(押す・引く・曲げる など)
2.力がはたらき、物体の動きが変わる(速くなる・遅くなる・止まる・向きが変わる など)
3.力がはたらき、物体を支えたり持ち上げたりする(持つ・立てかける・吊す など)
この分類を知った上で、教科書イラストにある多数の場面から該当する例を探していきます。
2.個人で「力がはたらいている場面」を見つけて分類する
◆まずは一人で探す
教科書の見開きイラストには、生活の中の様々な動きや形の変化が描かれています。
生徒はそこから 「力がはたらいている場面」 を探し、3分類のどれに当てはまるか仕分けていきます。
例:
- ボールを投げている → ②動きを変える
- リュックを背負っている → ③支える
- 粘土を押して形を変えている → ①形を変える
「他にどんな力が隠れている?」という問いかけをすると、より細かく場面を探す姿が見られます。
3.4人班で共有し、考えを深める
個人で整理した後、4人班で次の活動を行います。
- 自分の見つけた「力のはたらき」の例を紹介
- どの分類が最適か、理由を話し合いながら調整
- 班として3分類ごとに代表例をまとめる
班活動を通して、「同じ場面でも違う見方ができる」ことに気づく生徒が増え、視点が広がります。
4.全体共有で、3分類を確かな理解へ
最後に全体で共有します。
- どの場面が①②③のどれになるか
- 迷いやすい場面の判断ポイント
- 力のはたらきを日常でどう見つけられるか
教師は、
「力は目に見えないが、結果や変化から存在がわかる」
という大前提を押さえると、単元全体の見通しが良くなります。
5.まとめ 本時の学習を振り返る
・全体で押さえるポイントを共有し、学習プリントにまとめさせる
・互いにプリントを見せ合う時間をとってもよい
本時の学習のポイントは、
「力とは何か?」を生徒が自分で考え、日常の場面から分類して理解する活動を通し、
・個人で考える
・班で深める
・全体で共有する
この流れによって、力の見方が自然と身につき、今後の学習(力の表し方、つりあい、重力など)にスムーズにつながります。
評価基準
1.自然現象への関心・意欲・態度
B 力のはたらきについて意欲的に調べることができる
2.科学的な思考
B 力のはたらいている場面に注目し、3つに分類できる
3.実験・観察の技能・表現
A 力のはたらいている場面に注目し、自分の言葉で説明をすることができる
4.自然現象への知識理解
授業プリント例
教師用・生徒用






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