💡この記事のPOINT
・中学1年生の年度初め授業オリエンテーションの進め方がわかる
・生徒の意見を引き出し、聴く姿勢を育てる活動例を紹介
・配布資料やワークシートを活用して、授業準備と振り返りが効率化できる
最初の授業なので、教師自身の簡単な自己紹介の後、理科の授業についての説明をします。
説明ばかりだと生徒ともども疲れるので、10分くらいに留めます。
注意点などは資料にまとめて配布し、生徒が後から見直せるようにしましょう。
中学校に入学したばかりの1年生にとって、新しい環境での学習は緊張を伴うものです。
また、同じ小学校同士でのグループが確立してしまいやすい時期ですので、
次のようなねらいをもって、最初の授業開きをレクリエーション風に行いました。
・新しい人間関係を築く
・自分の意見を言いやすい関係をつくる
・他人の意見を聞く姿勢を身に付ける
今後の学習において、「自分の意見を述べること」「他人の意見を聞くこと」が
学びを深めていくキーワードになることに気づかせる時間としましょう。
学習の流れ
自分が普段身のまわりで何気なく見ているものに視点を当て、それがどのような形や模様であるかを思考し表現する。自分の意見を相手に伝え、他の意見をしっかりと聞く姿勢を育成するとともに、協力して一つの形をつくる達成感を味わわせることを目的とする。
めあて:中の様子はどうかな?描いてみよう
準備:果物の絵を印刷した用紙(A3かA4)、ペン、マグネット、ワークシート(感想・ふりかえり)
※figjamを利用してもよい ※4人グループ推奨
NHK for school カガクノミカタ を利用しました。
今回使った資料は「いちご」です。

自分たちの経験を元に話合わせ、意見をすり合わせて、最終的にグループで1つの結論にまとめます。
話し合いの場面では、必ず1度は自分の意見を言えるように促しましょう。
決して途中でさえぎったり、否定したりせずに、相手の話を聴く姿勢を大切にします。
大人でも難しいですが、ここは重要な点です。先生も頑張りましょう。
時間となったら黒板に張ったり、写真を投影したり、figjamで共有したりと、全体で共有をします。
figjamログインページ→https://www.figma.com/ja-jp/figjam
最後に教師から「答え写真」を提示します。

子どもたちの表情をよく見ておいてください。
喜ぶ子、驚く子、自信を持つ子、賞賛の視線を送る子、いろんな表情が見れます。
今後の指導に活かしていきましょう。
まとめ
最後に振り返りを行います。
振り返りの視点は2つ
・活動の中で、自分が頑張れたこと
・活動の中で、他の人のいいなと思ったこと
果物の断面や種のつき方、動物の体の模様にも応用できます。
学年や子どもたちの現状を見て選択するといいでしょう。
次回はいよいよ授業開始です。
生徒に負けないように、頑張っていきましょう。
次時の学習は、スケッチの仕方、ルーペの使い方






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