💡この記事のPOINT
・火山灰や砂に含まれる“鉱物とは何か”がわかる
・ルーペ・双眼実体顕微鏡を使った鉱物の観察手順が理解できる
・石英・長石・黒雲母・角閃石など主要な鉱物の特徴と見分け方がわかる
本時の学習の流れ|鉱物の採集と観察
本時の学習では、火山灰や校庭の砂を実際に水で洗い、ルーペや双眼実体顕微鏡を使って鉱物を探し出します
生徒が自然の中に鉱物を“見つける体験”を通して、岩石の成り立ちへの理解が深まる実践的な内容です。
めあて|火山灰や砂の中から鉱物を見つけ出そう
準備|鉱物標本、火山灰、砂(グラウンドの白っぽい砂には花崗岩の成分が含まれていることが多い)、ルーペ、ピンセット、蒸発皿、シャーレ、ろ紙、バケツ、双眼実体顕微鏡、筆記用具
| 活動内容 | 時間 | |
| 導入 | 1.本時の学習について知る | 5分 |
| 展開 | 2.鉱物について知る 3.火山灰・砂の洗浄と準備 4.6種類の鉱物を観察しスケッチをする | 10分 15分 15分 |
| まとめ | 5.まとめ 本時の学習を振り返る | 5分 |

1.本時の学習について知る
本時の学習では、岩石を構成する鉱物について学習することを押さえる
2.鉱物について知る
はじめに、鉱物の基本を確認します。
- 鉱物は“岩石をつくる材料”
- 一つの鉱物は決まった色・形・割れ方などの性質を持つ
- 火成岩もいろいろな鉱物の集合体
黒板では「花こう岩=石英+長石+黒雲母」など、身近な岩石の構成を示すと、生徒のイメージが湧きやすくなります。
3.火山灰・砂の洗浄と準備
次に、以下の作業を行います。
- 火山灰や校庭の砂を蒸発皿やシャーレに入れる
- 水を加えて軽く混ぜ、泥を洗い流す
- 残った粒を観察し、見つけた鉱物をろ紙に取り出し、乾燥させる
- ルーペや双眼実体顕微鏡で観察する
泥を落とし、きれいな鉱物の粒だけが残ることで観察しやすくなります。
4.6種類の鉱物を観察しスケッチをする
観察では、鉱物標本と比較しながら観察すると理解度が深まります。
使用する砂の種類を構成する成分の割合で、見つけやすさをランク付けして
生徒に知らせると、意欲が上がります。
グラウンドの砂(花崗岩の割合が多い場合の例)
見つかりやすい
・石英(透明~白っぽい)
・長石(白・ピンク・角ばった形)
やや見つけやすい
・黒雲母(薄くはがれる、黒く光る)
見つけにくい
・角閃石(細長い、黒っぽい)
・輝石(短い柱状、暗緑~黒)
・カンラン石(緑がかった粒)
観察のポイント

5.まとめ 本時の学習を振り返る
最後に、見つけた鉱物の特徴をまとめます。
例:
- 石英:透明で硬そう。光が強く反射する。
- 長石:白っぽく、四角い形が多い。
- 黒雲母:黒くて薄い板のよう。光沢がある。

本時の学習のポイントは、
・鉱物はそれぞれ固有の特徴があること
・岩石は複数の鉱物の集合でできていること
を強調すると理解が深まります。
砂や火山灰を“本物の自然材料”として観察する活動は、教科書の写真では得られない学びがあります。
生徒が鉱物を自分の手で見つける経験は、地学分野への興味を強く引き出すきっかけにもなります。
授業づくりの参考になれば幸いです。
評価基準
1.自然現象への関心・意欲・態度
B 火山灰や砂の粒について意欲的に調べることができる
2.科学的な思考
3.実験・観察の技能・表現
A 粒の状態や色の濃淡についてスケッチで書き分けることができる
A 鉱物の特徴について自分の言葉で説明することができる
4.自然現象への知識理解
授業プリント例
教師用・生徒用






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