中学校理科の授業づくりに本当に役立った本|現役理科教師が読み続けてきた「教材研究の相棒たち」

こんにちは。中学校で理科を教えて15年になる、現役理科教師のkanataです。

この記事では、私が 授業準備・プリントづくり・小テスト作成・教材研究 のために読み込んできた書籍の中から、「新任の先生」や「日々の授業改善に励む先生」が即戦力として使えるものだけを厳選して紹介します。

とくに今回は、

  • 全国高校入試問題正解 理科(旺文社)
  • 福地先生(福地 孝宏先生)の教材研究本

を中心にまとめています。

授業の質を上げたい方、プリントをもっとよくしたい方、生徒の理解度を正しく測れるテストを作りたい方に、きっと役立つ内容です。

目次

① 全国高校入試問題正解 理科(旺文社)

🔍 この本は「問題集」というより“教材研究書”

多くの先生が一度は手に取ったことがあると思いますが、私は 毎年必ず買い替えている本の一つ です。

理由はシンプルで、

全国の中学3年生が「実際に解いた本物の問題」だから。

私は単元テストや実力テストの作成時に、この本を次のように使っています。


▼ 💡 授業づくりにどう活かす?

✔「到達点」を把握して逆算して授業を設計できる

高校入試問題は、各単元の“ゴール”が明確になります。


例えば「力のつり合い」では、

  • 単純な計算だけでなく
  • グラフの読み取り
  • 文章記述
  • 図示

など、実際の入試で問われる“複合的な力”が見えてきます。

こうした「ゴール」がわかると、
単元のどこで何を扱い、どこを丁寧に説明するべきか がはっきりします。

✔ 生徒へ返すプリントの質が上がる

問題文の表現が洗練されていて、「ああ、こういう聞き方をすれば誤解がない」「この選択肢の作り方はうまい」と学べます。

✔ 数年分見ると「頻出テーマ」が完全にわかる

全国で共通してよく出る問題は、授業の中で重点的に扱うべき内容です。

例えば

  • 光の作図
  • 電流の比例関係
  • イオンの化学式と反応

など、安定して問われる単元は明らかです。


▼ 👨‍🏫 新任の先生へおすすめポイント

  • 「どこまで教えればいいの?」という迷いがなくなる
  • テスト問題を作る精度が一気に上がる
  • 全国の良問に触れて“問題を見る目”が育つ

“一冊持っておいて損はない本”ではなく、絶対持っておくべき本です。


② 実験でわかる 中学理科の化学(物理・生物・地学) 第2版(実践ビジュアル教科書)

著:福地孝宏先生

🔬 授業の「説明・板書・実験」が劇的に分かりやすくなる一冊

私が教材研究で長年頼りにしているのがこのシリーズ。
「中学理科の化学(物理・生物・地学) 第2版」 は、新学習指導要領に対応していて、授業準備の質が一段階上がる本です。


▼ このシリーズの“使えるポイント”

✔ 写真・図解が圧倒的にわかりやすい

抽象的になりがちな内容を、
実験写真・反応の模式図・手順のイラスト
でイメージしやすく説明しています。

「生徒にどう見せるか」まで考えられた構成なので、授業スライドや板書に大変参考になります。


✔ 「なぜそうなるのか」まで丁寧に解説

例えば化学分野では、

  • なぜ水酸化ナトリウム水溶液を加えると色が変わるのか
  • なぜ銅線を加熱すると質量が増えるのか
  • 実験で生じる“ズレ”や“誤差”の理由

など、先生が説明に悩む“根本の理解”がしっかり書かれています。

授業で生徒から質問が来ても、自信を持って説明できるようになります。


✔ 実験の安全指導・準備のコツも豊富

新任の先生が悩みがちな

  • 器具の扱い
  • 注意点
  • 生徒がつまずく場面
  • トラブル防止のコツ

が具体例とともに紹介されています。

「机間指導でどこを見るか」まで分かるので、実験の安心度が高まります。


✔ プリントづくりにそのまま活かせる

ビジュアルが豊富で、要点が簡潔にまとまっているので、

  • 図の使い方
  • 問題の出し方
  • まとめ欄の構成

など、プリント作成の参考になります。


③ この組み合わせで「授業準備〜テスト作成まで」を完結できる

私が新任の頃、授業準備に時間がかかりすぎて苦しんだ経験があります。
しかしこれらの書籍の組み合わせを使い始めて、授業準備は劇的に楽になりました。


▼ 🌟 組み合わせの最強ポイント

● 全国高校入試問題正解 → 「どこまで教えるか」が分かる

● 福地先生の本 → 「どう教えるか」が分かる

この2つを行ったり来たりすることで、授業の方向性がブレなくなります。


④ 若い先生へ伝えたいこと(15年やって思うこと)

教材研究は、やろうと思えばいくらでも時間がかかります。
でも、次の3つを押さえておけば授業は本当に良くなります。

  1. 良質な本を“軸”にすること
  2. 入試問題で“到達点”を押さえること
  3. 実験の理解はビジュアルで押さえることが一番早い

自分なりのスタイルを作るのはその後で大丈夫です。


まとめ

今回紹介した書籍は、どれも 中学理科の授業改善に直結する本 です。

  • 全国高校入試問題正解 理科
     → 授業の方向性・テスト作成の基準
  • 実験でわかる 中学理科の化学(物理・生物・地学) 第2版(福地孝宏先生)
     → 実験・説明・板書の“実践的な教え方の技術”が得られる

特に新任の先生や、教材研究に悩む先生にとっては、心強い一冊になると思います。

今回紹介した書籍まとめ🔗

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この記事を書いた人

中学校理科教員|Science Note運営者
理科の授業で実際に使えるプリント・小テスト・教材をまとめています。
忙しい先生方の授業準備が少しでもスムーズになりますように。
🌿 好きな分野:地学・化学
☕ 趣味:コーヒーの科学を探ること

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