中1理科|脊椎動物の分類を理解する授業|魚類・両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類

理科 生物

💡この記事のPOINT

・魚類・両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類の5つの分類を、どの視点と基準で整理するかがわかる

共通点相違点を比較しながら、脊椎動物の分類を体系的に理解させる指導の流れがわかる

・生徒が混乱しにくい説明の順序や、理解を深めるための板書・プリントの工夫がわかる

目次

本時の学習の流れ|脊椎動物の分類

本時の学習では、脊椎動物を分類します。中学生は魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類の5種類で大丈夫です。どれらを分類する視点や基準を順序よく指導し、それぞれの動物の共通点・相違点が体系的に理解できていることに気づくことが大切です。

めあて|脊椎動物を魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類に分類しよう

準備|教科書、筆記用具、学習プリント 

活動内容時間
導入1.本時の学習について知る5分
展開2.具体的な動物の例を挙げる
3.動物の主な特徴についてまとめる
4.共通する特徴についてまとめる
5分
15分
20分
まとめ5.本時の学習を振り返る5分

1.本時の学習について知る

  ・動物の分類について学習する時間であることを押さえる

2.具体的な動物の例を挙げる

  5種類の脊椎動物の例を挙げていく

  生徒からの自主的な発表を大切にしましょう

時間を見計らってコウモリペンギンなどの判断の難しい動物について発問し、雰囲気を引き締めてください  

3.動物の主な特徴についてまとめる

  出された動物の例をもとに、それぞれの特徴をまとめます

  それぞれの仲間に共通する特徴について考えを発展させていきましょう

  

4.共通する特徴についてまとめる

 最初に、魚類から鳥類まで共通するけれど、哺乳類に当てはまらない特徴を考えさせます。

 その答えが出たら、学習プリントの表を参考にして、これまでに学習した内容や必要と思われる内容を順序よくまとめていきます。

【指導上の留意点】

次の点を特徴としてまとめる

・産むもの(卵生・胎生)
・育て方(子育てをするか否か)
・体温(変温・恒温)
・心臓のつくり(心房心室の数)
・受精場所(体外・体内)
・呼吸(えら・皮膚・肺)
・生活場所(水中・水辺・陸上)
・産む数(多い←→少ない)
・卵の殻(有無)
・からだの表面(鱗・粘液・甲羅・羽毛・毛)
・共通事項(脊椎がある・頭、胴、尾に分けられる・心臓と血管がある)

4.本時の学習を振り返る

  ・全体で押さえるポイントを共有し、学習プリントにまとめさせる

  ・互いにプリントを見せあう時間をとってもよい

評価基準

1.自然現象への関心・意欲・態度

2.科学的な思考

 A 自分の考えを論理的にまとめることができる
 B 調べたことをまとめることができる

3.実験・観察の技能・表現

4.自然現象への知識理解

授業プリント例

生徒用

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この記事を書いた人

中学校理科教員|Science Note運営者
理科の授業で実際に使えるプリント・小テスト・教材をまとめています。
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