中1理科|白い粉末の加熱実験に挑戦|ガスバーナー復習と基本的な加熱操作を身につける授業

理科 化学 授業記録

💡この記事のPOINT

ガスバーナーの基本操作を復習し、安全な加熱手順が理解できる

・「白い粉末」を用いた加熱実験の流れと注意点がわかる

・初期の化学実験で身につけたい操作スキルや指導のポイントを把握できる

目次

本時の学習の流れ|白い粉末の加熱実験

本時の学習では、教科書に「白い粉末」を使用とあるので、「白い粉」をテーマに加熱をする。
ガスバーナーの復習と、加熱操作ができるようになることを目標とする

めあて|白い粉の正体は何か調べよう

準備|白い粉(薄力粉、砂糖、塩、片栗粉)、ガスバーナー、マッチ、濡れ雑巾、燃えカス入れ、アルミホイル、スプーン、ビーカー、水、ガラス棒、ピンセット、学習プリント

 

活動内容時間
導入1.本時の学習について知る5分
展開2.ガスバーナーの使い方を確認する
3.物質の加熱方法を確認し、実験をする
4.少量の水に粉末を入れ、水への溶けやすさを比較する
5分
25分
10分
まとめ4.本時の学習を振り返る5分

1.本時の学習について知る

  ・白い粉末の正体を区別する方法を理解する時間であることを押さえる

2.ガスバーナーの使い方を確認する

  ・班にマッチは2本ずつ配布する

  ・燃えカス入れに水を入れない

  ・最後に、燃えカス入れの中のものは可燃ごみにすべて捨てる

3.物質の加熱方法を確認する

  ・アルミニウムはくは1枚1重でよい

  ・スプーンは裏側まで覆わない

  ・加熱したものはピンセットを使ってアルミはくごと取りはずす

  ・スプーンは高温になるので、濡れ雑巾を用意しておく

4.少量の水に粉末を入れ、水への溶けやすさを比較する

  ・ビーカーや試験管などに同量の水と粉末を入れ、溶けやすさを比べる

【指導上の留意点】

次の点に注意して、実験を行う

・窓を開けて換気をする

・風向きや風量を調節する

・やけどに気をつける

◯加熱すると黒く焦げたり、燃えて二酸化炭素や水を発生させるものを有機物という

◯有機物以外の物質を無機物という

◯実験結果より、砂糖、食塩、片栗粉のうち、有機物は砂糖と片栗粉、無機物は食塩である

5.本時の学習を振り返る

  ・全体で押さえるポイントを共有し、学習プリントにまとめさせる

  ・互いにプリントを見せあう時間をとってもよい

評価基準

1.自然現象への関心・意欲・態度

2.科学的な思考

 A 実験で発見したことを科学的に記述できる

3.実験・観察の技能・表現

 A 3種類以上の白い粉を加熱し、その結果をまとめることができる
 B 砂糖、食塩を加熱し、その結果をまとめることができる

4.自然現象への知識理解

 B 熱すると「炭」になる物質があることを理解できる

授業プリント例

教師用、生徒用

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

中学校理科教員|Science Note運営者
理科の授業で実際に使えるプリント・小テスト・教材をまとめています。
忙しい先生方の授業準備が少しでもスムーズになりますように。
🌿 好きな分野:地学・化学
☕ 趣味:コーヒーの科学を探ること

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次