中1理科|光はなぜ曲がる?光の屈折実験で性質を理解する授業実践

理科 物理 授業記録

💡この記事のPOINT

・光が空気と水の境界で曲がる理由とその観察方法が分かる

屈折角・入射角の測定方法と光路図の書かせ方が理解できる

・生徒が誤解しやすいポイントと指導のコツが分かる

目次

本時の学習の流れ|光の屈折について調べる

本時の学習では、光が空気から水へ進むとき、また水から空気へ進むときに 光の進む道すじがどのように変化するのか を調べさせます。光の反射の学習で「入射角=反射角」の規則性を学んだので、その続きとして“光は境界で曲がることがある”という新しい性質を体験させる授業です。
生徒には、まず「光はまっすぐ進む」という理解があるため、曲がる現象=屈折 を体験的に理解させることがポイントになります。

めあて|光の屈折について調べよう

準備|光源装置(スリット板付き)、水を入れた水槽、ガラス、方眼シート、記録用紙、
   定規・分度器、黒紙(光路を見やすくするため)

活動内容時間
導入1.本時の学習について知る5分
展開2.光の屈折について調べる
3.実験結果から規則性を考察する
20分
20分
まとめ4.本時の学習を振り返る5分
水の入ったコップにえんぴつを入れると曲がって見える:光の屈折

1.本時の学習について知る

 ・光の屈折について調べる時間であることを押さえる。

 光が空気から水へ進むとき、また水から空気へ進むときに
 光の進む道すじがどのように変化するのか を調べます。

光の反射の学習で「入射角=反射角」の規則性を学んだので、
その続きとして“光は境界で曲がることがある”という新しい性質を体験させる

発問例:「光は水の中に入ると、どう進むと思う?」

・まっすぐ進む
・少し曲がる
・大きく曲がる

など、生徒から発言させます。

この段階で「反射のときと同じように進む」と思う生徒も多く、
予想と結果のギャップが良い学びにつながります。

2.光の屈折について調べる

 ・光源装置を使い、空気から水(ガラス)へ光を入射させる

 ・光が境界面で曲がる様子がはっきり見える

 ・入射角を変えると屈折の角度が変わる

 ・光路が見える角度を工夫しながら観察させる

 ・実験結果を、記録用紙に光路図として残す

   入射角の測定、屈折角の測定、角の変化を比較

 ・反対に水(ガラス)側から空気へ光を進めて観察させる
  「逆方向にしても光は境界で曲がる」ことに気づかせる

【指導上の留意点】

次の点を押さえる

・光が透明体(水やガラスなど)に入ったり出たりするときに曲がることを
 光の屈折 という

・光が空気中からガラスや水に入るときは 入射角>屈折角
 光がガラスや水から空気に出るときは、 入射角<屈折角
 ※逆の見え方になり、生徒が混乱しやすい部分です。

・光が水などから空気中に出るとき、入射角を大きくしていくと、
 水面ですべて反射する現象を 全反射 という

3.実験結果から規則性を考察する

 ・班ごとに、「入射角が大きいほど、屈折角も大きくなる」という傾向を比べ、
  結果の共通点を整理させる

4.本時の学習を振り返る

 ・全体で押さえるポイントを共有し、学習プリントにまとめさせる 

 ・互いにプリントを見せ合う時間をとってもよい

評価基準

1.自然現象への関心・意欲・態度

 B 光の屈折について意欲的に調べることができる

2.科学的な思考

 A 光の屈折の規則性を言葉で説明できる

3.実験・観察の技能・表現

 B 光源を正しく扱うことができる
 B 光の道筋を記録することができる

4.自然現象への知識理解

授業プリント

教師用・生徒用

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この記事を書いた人

中学校理科教員|Science Note運営者
理科の授業で実際に使えるプリント・小テスト・教材をまとめています。
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