中1理科|赤ワインの蒸留実験|液体の分離と蒸留操作を学ぶ授業記録

理科 化学 授業記録

💡この記事のPOINT

・赤ワインを用いた蒸留実験の手順と操作方法が理解できる

・蒸留による液体の分離の仕組みと、観察ポイントを学べる

・生徒が安全に蒸留実験を行うための注意点や授業進行の工夫が把握できる

目次

本時の学習の流れ|赤ワインの蒸留実験

本時の学習では、赤ワインを枝付き丸底フラスコ(または試験管)の中に入れて加熱し、エタノールと水の沸点の違いから先にエタノールを取り出すことができる様子を観察させる。エタノールの沸点は78℃、水の沸点は100℃であることを知る。

めあて|赤ワインからエタノールを取り出そう

準備|赤ワイン(予備実験で確認の後、少量のエタノールを追加しておいても良い)、加熱器具、
   試験管、枝付き丸底フラスコ、ガラス管つきゴム管、ゴム栓、ビーカー、沸騰石、脱脂綿、
   シャーレ(ペトリ皿)、軍手、試験管立て、ピンセット、学習プリント

活動内容時間
導入1.本時の学習について知る5分
展開2.赤ワインの蒸留方法について確認する
3.実験装置を組み立て、実験を行う
10分
30分
まとめ4.本時の学習を振り返る5分

1.本時の学習について知る

 ・赤ワインを加熱し、エタノールだけを取り出す蒸留について学ぶ時間であることを押さえる

2.赤ワインの蒸留方法について確認する

液体を沸騰させて気体にした後、再び冷やして液体にすることを蒸留という

今回はエタノールの沸点(78℃)のほうが水の沸点(100℃)よりも低いことを利用する

3.実験装置を組み立て、実験を行う

 ・枝付きフラスコ(または試験管)に赤ワインと沸騰石を入れ、弱火でゆっくり加熱をする。

 ・フラスコ内の温度を測定できる場合は、温度の変化も記録すると良い。

 ・ガラス管の先を水の入ったビーカーに入れ、試験管に液体を集める。

 ・1mlほど液体が集まったら、試験管を別のものに変える。

 ・ガラス管の先から出る気体は非常に高温なため、軍手を着用する。

 ・集まった2~3本の液体の性質を①~③の方法で調べる。

  ①色 ②におい ③脱脂綿に付けて、火をつけたときのようす

 ・結果をまとめ、考察を行う。

【指導上の留意点】

次の点を押さえる

・1種類の物質でできているものを純粋な物質
・2種類以上の物質でできているものを混合物という

・液体を沸騰させて気体にした後、再び冷やして液体にすることを 蒸留 という

・蒸留は沸点の違いを利用している

・液体が気体になるときの温度を 沸点 という

・水の沸点は100℃、エタノールの沸点は78℃

・液体が気体になっている間は、温度の変化は起こらない

4.本時の学習を振り返る

 ・全体で押さえるポイントを共有し、学習プリントにまとめさせる

 ・互いにプリントを見せあう時間をとってもよい

評価基準

1 自然事象への関心・意欲・態度

2 科学的な思考

  A 赤ワインの蒸留ついて独自の観点から思考することができる

3 実験・観察の技能・表現

  B 赤ワインからエタノールを取り出すことができる

4 自然事象についての知識・理解

  B 蒸留について沸点という言葉を用いて説明できる

授業プリント例

教師用・生徒用

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この記事を書いた人

中学校理科教員|Science Note運営者
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