中学2年生の化学分野では、「酸化銀の熱分解」の実験を行います。
この実験は、
- 化学変化
- 分解
- 酸素の発生
- 金属の性質
など、多くの重要内容が含まれている単元です。
ただ実際の授業では、
- 実験操作に集中してしまう
- 「何が起きたか」を整理できない
- 化学変化を言葉で説明できない
という場面も多くありました。
そこで今回は、実際に授業で使用した「酸化銀の熱分解ワークシート」を紹介します。
実験結果から考察につなげやすいように構成したプリントです。
授業準備の参考になれば幸いです。
今回使用したワークシート
今回使用したプリントはこちらです。
実験方法・結果・考察・POINTを1枚で整理できる構成にしています。
特に、
- 実験結果を比較しやすい表
- 「結果からわかること」を整理する考察欄
- 熱分解の定義をまとめるPOINT欄
を重視しました。
この授業で意識したこと
酸化銀の熱分解では、
「酸化銀が別の物質に変化した」
という事実を、生徒自身が結果から読み取ることが大切だと感じています。
そのため今回は、
- 色の変化
- 発生した気体
- 加熱後の物質の特徴
を段階的に確認できるようにしました。
特に、
「なぜ酸素だとわかるのか」
を説明できるようにすることを意識しています。
実際の授業の流れ
① 実験前の確認
まずは、
- 化学変化とは何か
- 加熱するとどうなると思うか
を確認しました。
プリントにも、
「化学変化:物質が別の物質になる変化」
を記入する欄を作っています。
ここを最初に確認することで、
「加熱しただけ」
ではなく、
「別の物質に変わった」
という視点を持たせやすくなりました。
② 酸化銀を加熱する
実験では、酸化銀をアルミニウムはくの皿にのせて加熱しました。
生徒には、
- 試験管を水平にする
- 試験管の口付近をはさむ
- 加熱しすぎない
など、安全面も含めて確認しています。
加熱を始めると、
「黒かった物質の色が変わった!」
という反応が多く見られました。
③ 発生した気体を調べる
加熱後には、火のついた線香を試験管に入れて確認しました。
すると、
「炎を上げて激しく燃えた」
という結果になりました。
この場面は、生徒の反応もかなり大きかったです。
ここから、
「酸素にはものを燃やすはたらきがある」
という既習内容につなげています。
④ 加熱後の物質を観察する
最後に、加熱後の物質を乳棒でこすって観察しました。
すると、
「ピカピカしてる」
「銀みたい!」
という声が多く出ました。
プリントにも、
「金属光沢」
という言葉を整理できるようにしています。
実際に観察した結果から、
「金属ができた」
という理解につながりやすかったです。
考察では何を書かせたか
考察では、
- 発生した気体は何か
- 加熱後の物質にはどんな特徴があるか
- 酸化銀は何に分かれたのか
を整理しました。
最終的には、
「酸化銀は加熱によって酸素と銀になった」
という形でまとめています。
また、POINT欄では、
- 分解
- 熱分解
の定義も確認できるようにしました。
化学変化の用語整理まで、1枚で完結できる構成を目指しています。
化学反応式の確認
授業の最後には、熱分解を化学反応式でも確認しました。
ワークシートでは言葉で整理したあとに式へつなげることで、理解しやすくなったと感じています。
PDFダウンロード
今回使用した「酸化銀の熱分解ワークシート」はこちらからダウンロードできます。
▶ PDFダウンロードはこちら
授業用にそのまま印刷して使える形式にしています。
必要に応じて自由に調整してご活用ください。
まとめ
酸化銀の熱分解は、
- 化学変化
- 分解
- 酸素
- 金属の性質
など、多くの重要内容を含む実験です。
だからこそ、
「実験して終わり」
ではなく、
「結果から考察できる」
ところまで丁寧に扱いたい単元だと感じています。
今回のワークシートが、授業準備や教材研究の参考になれば嬉しいです。






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