中学2年生の化学分野では、「水の電気分解」の実験を行います。
この実験は、
- 水の成り立ち
- 電気分解
- 水素
- 酸素
- 気体の体積比
など、多くの重要内容を扱う単元です。
特に生徒にとっては、
「水は1種類の物質ではないの?」
という疑問を持つきっかけになる実験でもあります。
今回は、実際に授業で使用した「水の電気分解ワークシート」を紹介します。
授業準備や教材研究の参考になれば幸いです。
今回使用したワークシート
今回のプリントでは、
- 実験方法
- 観察結果
- 考察
- 電気分解のまとめ
を1枚で整理できる構成にしています。
また、
- 電極の様子
- 発生した気体の性質
- 気体の体積比
に着目して観察できるようにしました。
この授業で意識したこと
水の電気分解では、
「水はさらに別の物質に分解できる」
という事実に気付かせることが重要です。
生徒の中には、
「水素は知っているけど、水からできるの?」
と驚く生徒も少なくありません。
そこで今回は、
結果を見ながら自分で考察できるように、
- 気体の確認
- 体積比の確認
- 電気分解の意味
を段階的に整理できる構成にしました。
実際の授業の流れ
① 電気分解装置を準備する
まずは、水酸化ナトリウムを溶かした水を電気分解装置に入れました。
純粋な水は電流が流れにくいため、水酸化ナトリウムを加えて電流を流れやすくしています。
安全面では、
- 保護具の確認
- 水酸化ナトリウムの取り扱い
について丁寧に説明しました。
② 電極の様子を観察する
電圧をかけると、
陰極・陽極の両方から気体が発生し始めました。
さらに電圧を大きくすると、
気体の発生がより活発になることも確認できました。
生徒たちは、
「泡が増えてきた!」
と興味深そうに観察していました。
③ 発生した気体を調べる
気体が十分に集まった後、
それぞれの気体の性質を調べました。
陰極側
マッチの火を近づけると、
「ポン!」
という音を立てて燃えました。
この結果から、
陰極側には水素が発生していることがわかります。
陽極側
火のついた線香を入れると、
炎を上げて激しく燃えました。
これは酸素の特徴です。
既習事項を思い出しながら確認できました。
④ 気体の体積比を調べる
今回の実験で特に重要なのが、
発生した気体の体積比です。
観察すると、
陰極側:陽極側=2:1
になりました。
この結果から、
水は水素と酸素からできていることがわかります。
考察では何を書かせたか
考察では、
- 陰極側で発生した気体
- 陽極側で発生した気体
- 気体の体積比
を整理しました。
最終的には、
「水は電気によって水素と酸素に分解された」
という形でまとめています。
また、
「水素:酸素=2:1」
という体積比も重要事項として確認しました。
電気分解のまとめ
授業の最後には、電気分解を化学反応式でも確認しました。
言葉だけでなく、式でも整理することで理解が深まりやすくなります。
PDFダウンロード
今回使用した「水の電気分解ワークシート」はこちらからダウンロードできます。
▶ PDFダウンロードはこちら
授業用にそのまま印刷して使用できる形式にしています。
必要に応じて自由に編集してご活用ください。
まとめ
水の電気分解は、
- 電気分解
- 水素
- 酸素
- 気体の体積比
をまとめて学習できる重要な実験です。
特に、
「水は1種類の物質ではなく、水素と酸素からできている」
という発見は、生徒にとって印象に残りやすい内容です。
今回のワークシートが、授業準備や教材研究の参考になれば嬉しいです。


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