中1理科|火山噴出物・マグマの種類・火山の分類をわかりやすく学ぶ

理科 地学 授業記録

💡この記事のPOINT

・地球内部構造と火山活動のつながりを、生徒にどう説明するかがわかる

・火山噴出物やマグマだまりなど、火山活動の基礎知識を授業でどう扱うか理解できる

・マグマの種類と火山の種類を「表でまとめる授業展開」の実例がわかる

目次

本時の学習の流れ:火山の活動と種類を理解する

本時の学習では、「火山の活動」を扱った授業を紹介します。
火山分野は用語が多く、生徒にとってイメージしづらい部分も多いのですが、
地球内部 → 火山活動 → 火山の種類
の3ステップで整理すると理解がとても深まりやすくなります。

めあて|火山の活動と種類について理解しよう

準備|教科書、映像資料、色鉛筆、筆記用具、プリント

活動内容時間
導入1.本時の学習について知る5分
展開2.地球の内部構造をおさえる
3.火山の活動のしくみを学ぶ
4.マグマの種類と火山の種類を表に整理
10分
15分
15分
まとめ5.まとめ 本時の学習を振り返る5分

1.本時の学習について知る

本時の学習では、火山のつくりと種類について学ぶことを押さえる

2.地球の内部構造をおさえる

火山の話に入る前に、まずは 地球の内部構造 を確認します。

  • 地殻
  • マントル
  • 外核
  • 内核

図を使いながら、
「火山は“地殻の表面”で起きている現象で、原因はその下のマントルにある」
ことを押さえます。

生徒たちが「地球の中にマグマがある」というイメージを持てるように
断面図を丁寧に説明します。

イラストを書かせても◎

【指導上の留意点】

次の点を押さえる

1.地殻:地球の表面(5〜50km)
2.マントル:固体のマグマ(2900km)約1500〜3300℃
3.外核:液体 2000km
4.内核:固体 1270km

地球内部のイメージ図 板書できると良い

3.火山の活動のしくみを学ぶ

次に、火山がどのような仕組みで噴火するのかを説明します。

  • マグマだまり
  • 火山噴出物(火山灰・火山弾・溶岩など)
  • 噴火のしくみ

動画や図を使いながら、
「マグマが上昇する理由」「火山噴出物の種類」などを解説。
特に、生徒が混乱しやすい“火山灰=細かいガラス片”という点は丁寧に扱います。

イラストを書かせても◎

【指導上の留意点】

次の点を押さえる

1.火山ガス:主成分は水蒸気
2.火山灰:2mm以下
3.溶岩流
4.火山弾
5.軽石:白い
6.スコリア:黒い
7.火砕流
8.マグマ:(地下5〜10kmあたり)

火山砕屑物:噴火にともない放出された火山ガス(気体)と溶岩(液体と固体)以外の固体の火山噴出物

火山の噴火のイメージ図 板書できると良い

4.マグマの種類と火山の種類を表に整理

マグマの粘りけによる火山の違い を表にして整理する。

溶岩ドーム(鐘状火山)成層火山楯状火山
おわんを伏せたよう傾斜が急傾斜が緩やか
噴火の様子激しい中間穏やか
マグマの温度約800℃約1000℃約1200℃
マグマの粘り気強い中間弱い
白っぽい灰色っぽい黒っぽい
代表火山名雲仙普賢岳
昭和新山
有珠山 など
浅間山
桜島
富士山 など
キラウエア
マウナロア
三原山 など

(※教科書に合わせて分類名を調整する)

この表を作ることで、

  • 火山の形
  • 噴火のしかた
  • 出てくるマグマの種類

の3つを一気に関連づけて理解できます。

作成後はグループで説明し合う時間を取り、
「○○火山はどのタイプ?」と確認問題も入れて、
しっかりと知識を定着させるとよい。

【指導上の留意点】

次の点を押さえる

マグマ:地下にある岩石が高温のためにドロドロに溶けた物質のこと

火山噴出物:噴火のときに吹き出された、マグマがもとになってできた物質

溶岩ドーム(鐘状火山):雲仙普賢岳、昭和新山、有珠山など

成層火山:浅間山、桜島、富士山など

楯状火山:キラウエア、マウナロア、三原山など

火山の種類と噴火の様子の違い

5.まとめ 本時の学習を振り返る

本時の学習のポイントは、

1.地球内部と火山活動をつなげることで理解が深まる

2.表で整理することで、生徒の混乱が減った

3.次の「火成岩」の学習への導入がスムーズになる

火山単元は情報量が多いですが、順序良く扱うことで生徒の理解が進みます。

イラストを書かせたり、映像を入れたりしながら説明に抑揚をつけましょう。

評価基準

1.自然現象への関心・意欲・態度

 B 火山の種類について意欲的に学習に取り組むことができる

2.科学的な思考

3.実験・観察の技能・表現

 A 火山の活動と種類ついて、自分の言葉で説明をすることができる

4.自然現象への知識理解

 A 火山の活動と種類についての用語を説明することができる
 B 火山の活動と種類についての用語を理解する

授業プリント例

教師用・生徒用

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