中1理科|ガスバーナーの基本操作を身につける授業記録|マッチの扱い方と安全な点火方法

理科 化学 授業記録

💡この記事のPOINT

ガスバーナーの構造と、各部分がどのように働くかが理解できる

マッチの正しい使い方と、失敗しない点火の手順がわかる

・初めての化学実験に向けた安全指導と、授業での指導例を知ることができる

目次

本時の学習の流れ|ガスバーナーの基本操作

本時の学習では、化学分野の学習の基礎となるガスバーナーの基本操作を練習します。マッチの使用方法、ガスバーナーの仕組みを知り、今後の化学実験の礎を築きましょう。

今後使用する他の化学実験の器具(メスシリンダー、電子天秤)を紹介する時間を加えても良いです。

めあて|マッチとガスバーナーの使い方を理解しよう

準備|ガスバーナー、マッチ、燃えカス入れ、濡れ雑巾、教科書、筆記用具、学習プリント 

活動内容時間
導入1.本時の学習について知る5分
展開2.マッチの基本操作について知る
3.ガスバーナーの仕組みと使い方について知る
15分
25分
まとめ4.本時の学習を振り返る5分

1.本時の学習について知る

  ・マッチとガスバーナーの使用方法について学習する時間であることを押さえる

2.マッチの基本操作について知る

  ・各自にマッチを3本ずつ配布する

  ・折れたマッチも無駄にしない

・短く折れたマッチで何10秒も使えることを演示すると良い
・炎をよく見て、マッチを立てたり逆さにしたり寝かせたり回したりして見せる

  ・燃えカス入れに水を入れない

  ・最後に、燃えカス入れの中のものは可燃ごみにすべて捨てる

  ・3本終えたら、記録を記入する

【指導上の留意点】

次の点に注意して、1人でガスバーナーをつけて消す練習をさせる

演示→実践を行う

・窓を開けて換気をする
・風向きや風量を調節する
・教師がマッチの炎を触っていることを見せ、大したやけどはしないことを見せてもよいが、真似はしないように伝える(危惧する要因がある場合は実施しない)
  

  

 

3.ガスバーナーの仕組みと使い方について知る

  ・3つに分解して構造を知らせる

  ・演示により、どこからガスが出るのかを見せる

  ・完全燃焼と不完全燃焼を出てくるススで比較する

  ・マッチなしで手順を確認したあと、実際にガスバーナーに点火する

  ・4人班で順に手順を確認しながら点火→消火の一連の流れを確認する

  

4.本時の学習を振り返る

  ・全体で押さえるポイントを共有し、学習プリントにまとめさせる

  ・互いにプリントを見せあう時間をとってもよい

評価基準

1.自然現象への関心・意欲・態度

2.科学的な思考

 A 火を怖れずに扱うことができる

3.実験・観察の技能・表現

 A 1本のマッチを1分以上燃やすことができる
 B 1本のマッチを30秒以上燃やすことができる
 B 1人でガスバーナーをつけて消すことができる

4.自然現象への知識理解

 B ガスバーナーの仕組みを理解できる

授業プリント例

教師用、生徒用

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この記事を書いた人

中学校理科教員|Science Note運営者
理科の授業で実際に使えるプリント・小テスト・教材をまとめています。
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