中学2年生の化学分野では、「化学反応式」の学習を行います。
化学反応式は、
- 化学変化
- 原子
- 分子
- 化学式
など、これまで学習してきた内容をまとめる単元です。
しかし授業では、
- 左右の原子の数をそろえる意味が分からない
- 数字をどこに書けばよいか迷う
- 化学反応式を丸暗記してしまう
という生徒も少なくありません。
そこで今回は、実際に授業で使用した「化学反応式の学習プリント」を紹介します。
水の電気分解を例に、モデル図を使いながら化学反応式を組み立てられる内容になっています。
今回使用した学習プリント
今回のプリントでは、
- 状態変化の復習
- 水の電気分解のモデル図
- 化学反応式の考え方
- 化学反応式の作り方
を順番に学習できる構成にしました。
いきなり式を書くのではなく、「モデル図 → 化学式 → 化学反応式」という流れで理解できるように工夫しています。
この授業で意識したこと
化学反応式は暗記するものではなく、
「原子の並び替えを式で表したもの」
であることを理解してもらうことを意識しました。
プリントでは、水の電気分解をモデル図で表し、原子の結びつき方が変わることで別の物質ができることを確認しています。
また、
- 原子の種類は変わらない
- 原子の数も変わらない
という化学変化の基本もあわせて確認しました。
授業の流れ
① 状態変化との違いを確認する
まずは1年生で学習した「状態変化」を復習しました。
プリントでは、水が
- 液体
- 気体
- 固体
へ変化するモデル図を見ながら確認しています。
その後、
「状態変化では物質そのものは変わらない」
ことを確認し、化学変化との違いを整理しました。
② モデル図で水の電気分解を考える
続いて、水分子のモデル図を使って、水の電気分解後の様子を考えました。
いきなり化学反応式を書くのではなく、
「どの原子がどのように組み替わるのか」
を考えさせることで、式の意味を理解しやすくしています。
③ 化学反応式の意味を確認する
プリントでは、
「化学反応式とは、化学変化のようすを化学式を使って表したもの」
と整理しています。
ここでは、
「化学反応式は暗記ではなく、化学変化を表現する方法」
であることを繰り返し伝えました。
④ 化学反応式を組み立てる
授業の後半では、水の電気分解を例に、
- 物質名で表す
- 化学式で表す
- 左右の原子の数を比べる
- 化学反応式を完成させる
という手順で学習しました。
「まず物質名で考える」ことで、苦手な生徒も取り組みやすくなります。
化学反応式の完成
授業の最後には、水の電気分解の化学反応式を確認しました。
この反応式を確認する際は、
「左右で水素原子と酸素原子の数が同じになっているか」
をモデル図と見比べながら確認しました。
このプリントの工夫
今回のプリントでは、
単に化学反応式を書く練習ではなく、
- モデル図で考える
- 原子の数を確認する
- なぜ係数を付けるのか理解する
という流れを重視しました。
化学反応式を「暗記するもの」ではなく、「自分で作れるもの」と感じてもらうことを目標にしています。
PDFダウンロード
今回使用した「化学反応式の学習プリント」はこちらからダウンロードできます。
▶ PDFダウンロードはこちら
授業用にそのまま印刷して使用できる形式です。
必要に応じて自由に編集してご活用ください。
まとめ
化学反応式は、中学校化学の中でもつまずきやすい単元の一つです。
だからこそ、
- モデル図で考える
- 原子の数を数える
- 化学式へつなげる
という流れを丁寧に積み重ねることが大切だと感じています。
今回の学習プリントが、授業準備や教材研究の参考になれば嬉しいです。


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