化学反応式の基本を学んだ後は、実際に自分の力で化学反応式を書けるようになることが大切です。
しかし授業では、
- 係数をどこに付ければよいか分からない
- 左右の原子の数を数え間違える
- 化学反応式を暗記で解こうとしてしまう
という生徒が多く見られます。
そこで今回は、実際に授業で使用した「化学反応式の練習プリント」を紹介します。
前回学習した「化学反応式の作り方」を復習しながら、複数の化学変化を使って演習できる内容になっています。
今回使用した学習プリント
今回のプリントでは、
- 化学反応式の作り方の復習
- 水の電気分解
- 酸化銀の熱分解
- 炭酸水素ナトリウムの熱分解
の3つの化学変化を使って、化学反応式を作る練習ができる構成にしました。
考えるスペースを広く取り、生徒がモデル図や化学式を書きながら整理できるよう工夫しています。
この授業で意識したこと
化学反応式は、何度も問題を解くことで少しずつ定着していきます。
そのため今回は、
「答えを覚える」
のではなく、
「作り方の手順を繰り返す」
ことを重視しました。
プリントには、
- 物質名で表す
- 化学式に直す
- 左右の原子の数を確認する
- 化学反応式を完成させる
という流れを毎回確認できるようにしています。
授業の流れ
① 前回の内容を復習する
授業の最初は、前回学習した「化学反応式の作り方」を確認しました。
プリントにも、化学反応式を作る4つの手順をまとめています。
ここを確認することで、生徒は安心して演習に取り組むことができます。
② 水の電気分解でウォーミングアップ
最初の練習問題では、水の電気分解を扱いました。
すでに実験でも学習している内容なので、
「まずは知っている反応で練習する」
という位置付けです。
授業では、
「左右で水素原子と酸素原子の数が同じになっているかな?」
と声をかけながら確認しました。
③ 酸化銀の熱分解に挑戦する
続いて、酸化銀の熱分解です。
酸化銀が加熱によって銀と酸素に分かれる反応を、化学反応式で表します。
ここでは、
「酸素は O₂ だから係数が必要になる」
ことに気付く生徒も多く見られました。
④ 炭酸水素ナトリウムの熱分解に挑戦する
最後は、炭酸水素ナトリウムの熱分解です。
生成物が
- 炭酸ナトリウム
- 二酸化炭素
- 水
の3種類になるため、少し難易度が上がります。
この問題では、
「左右の原子を一つずつ数える」
ことを丁寧に確認しました。
このプリントの工夫
今回のプリントでは、
いきなり答えを書かせるのではなく、
考えるスペースを十分に設けています。
そのため、
- 化学式を書く
- 原子の数を数える
- 係数を書き直す
という試行錯誤の過程を残すことができます。
授業では、このスペースを使って友達と確認し合う姿も多く見られました。
練習で扱う代表的な化学反応式
授業では、次のような化学反応式を中心に確認しました。
その後、
- 酸化銀の熱分解
- 炭酸水素ナトリウムの熱分解
へと発展させることで、さまざまな化学変化にも対応できる力を育てています。
PDFダウンロード
今回使用した「化学反応式の練習プリント」はこちらからダウンロードできます。
▶ PDFダウンロードはこちら
授業用にそのまま印刷して使用できる形式です。
必要に応じて自由に編集してご活用ください。
まとめ
化学反応式は、一度学んだだけでは定着しにくい内容です。
だからこそ、
- 手順を確認する
- 何度も作ってみる
- 原子の数を確かめる
という繰り返しの学習が大切になります。
今回のプリントでは、水の電気分解から熱分解まで段階的に演習できるため、化学反応式の定着に役立つ内容になっています。
授業準備や教材研究の参考になれば幸いです。


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